親と同居してて、ある時いつもバスで定期的にかかりつけの病院に通院していたのですが、
いつもより帰ってくるのが遅い日がありました。
なんで遅かったか聞くと、病院の帰り道がわからず海にたどり着いて、
帰って来れなかったと!
??どうゆうこと??
私はボケてきたんじゃない?とこの時は深く考えてませんでした。
しかし、その日から注意するようになったからなのか、鍋の火のかけっぱなしや、
用意した食事を置きっぱなしなど、これは本当に何かおかしいと思うようになりました。
さらに、歩き方もつま先でツンのめる感じで歩くようになっていることにその時気づきました。
病院に事情を説明し診断結果は「パーキンソン病の疑いあり」
なんだそれは??です。
私は知識もなく、人それぞれ違うかもしれないので、詳しくは言えませんが、
私の親は、忘れ物が多くなった。歩き方がツンのめるように歩いている。
それが最初の気づきでした。
ここからは、ひどくなるのは早かった。
私の親は、お仏壇に手を合わせて、宗教活動に熱心に参加する親だったのですが、
お仏壇に手を合わせることもなく、集会にも参加しなくなった。
その頃には、夜中に徘徊し警察にお世話になることも度々あった。
ここで一つ助けになったのが、徘徊ネットワーク
地域ごとにあると思いますが、徘徊ネットワークに登録しておけば、
いざ徘徊した時に電話すれば登録した情報を回してくれて家族だけの捜索より
多くの目で探してくれるとても助かったシステムです。
親の写真と登録できる場所に登録しにいくだけでした。
3回目の徘徊の際、府警さんが登録を勧めてくれて知ったのですが、
言われなかったら知らず不安だけが増えたことでしょう。
もちろん登録だけでは徘徊自体は解決しません。
私が、その時してたことは、
・親の部屋の横だったリビングで寝起きをし出入りが気づきやすくする
・玄関に鈴を付けて玄関の開け閉めが気づきやすくする
逆に採用するか最後まで悩んだ事
・靴にGPSをつける
・親を施設に入れる
靴のGPSは意外と値段がする事と、家族全員で出入りを注意するようになってから
外に出ても、遠くに行くまでに見つけることができるようになった為
結局採用はしなかった。
あと、この頃になると隣の家の敷地に侵入したり、玄関の呼び出しを何度も呼んだり
家族だけでなく、近所にも迷惑かけていた状態になってたので家族の精神状態も
疲労が溜まってしまってた時でした。
そこで、ケアマネージャーさんにも相談し施設に入れる事をススメられた事もあり
施設を見に行くようにしました。
しかし、ここで問題になったのが、要介護3ではなく、要介護2だった事でした。
施設に入所する為には要介護3認定である事が、ほとんどの施設の条件でした。
しかし、ケアマネージャーさんや、デイサービスの施設の方々も
私の親の状態だと要介護3ですよと言ってくれる状態でしたが、
いざ、市の認定員がきた時に私の親は意識が高ぶるのか、
いつもより状態が良いので、要介護2や、要支援に判定されてしまうのです。
これは後から聞くとあるあるらしいのですが、結局要介護3を認定してもらうのに
3年はかかってしましました。
ほんと、この3年は思い出したく無い期間でした。
なんでこの状態をわかってもらえないのか?
普段の状態をなぜ見てもらえないのか?ほんと悩みました。
結局最後の認定の際決め手になったのが
寝たきりの状態で下の世話を私がしていたのをタイミング的に
認定員がきた時に丁度私がしていたのを見てもらったのが決定だと思います。
認定には認定員だけでなく、質問した内容は応答の仕方等、
総合的に判断するみたいなので、それだけではないとは思いますが、
下の世話を終えた時に、認定員の人にいつもこの状態なんですね?
今度は認定されると思いますよ!と私につぶやいてくれたのを
今でも思い出します。
結局、この後要介護3が認定され、いつもデイサービスでお世話になっていた
老人ホームに入所しさせて頂けることになって、今でもお世話になった流れです。
自分の親やから自分で面倒見ている人も多くいらっしゃると思います。
私は親不孝と言われる部類なのだとも自覚してます。
でも、昼勤務や夜勤をしている仕事をしながら、徘徊に注意し、寝ている時も
気を休めれない状態は、私には無理でした。
パーキンソンで、認知症もあるのか、今では会いに行っても私の事は分かりません。
子供達の事も勿論認識できません。
今では移動も車椅子で行い、排尿も自力ではできず管を通して排泄にている状態です。
施設の方には、本当にお世話になっており感謝しかありません。
前にも書きましたが、私の親は仕事もパート勤務のみで年金もすごく少ない状態です。
そんな状態で老人ホームに入所なんて無理だと思ってました。
私の収入からも子供の就学費や家のローン等、現実的に諦めていたのですが、
ある老人ホームを見て回ってた時に、ある介護士の方にアドバイスを頂き、
この悩みも少し解消されました。
これも今度UPしたいと思います。
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